目次
ググれば分かる?
プログラミングを学び始めてみると、分からない単語や難しい言葉が多いことに驚くと思います。
そんな時に身近にいる先輩に質問すると、
「ちゃんと調べたの?」
「○○って調べれば分かるよ。」
というように、答えてくれるんじゃなくて、自分で調べるよう突っぱねられます。
「自分で調べて分からないから聞いているのに・・・」
「どうやって調べれば答えに辿り着くのか分からない・・・」
このようにうまく調べられずに悩んでいる方は多いです。
特に学習し始めの時は、なんて調べればいいのか分からないと思います。
そこでこの記事では、現役のプログラマーがどのように調べているのかを解説します。
また、こうすれば調べられるというアイデアをいくつか紹介します。
ぜひ、参考にして今後の学習に活かしてください。
連想ゲームのように調べていく
初めに、結論からお話しします。
調べる時には答えに辿り着くまで、連想ゲームのように調べていきます。
特別な技術は必要ありません。
連想する時は単語を意識します。
検索する時には、文章ではなく単語で検索しますよね?
検索結果には、その単語を含む記事を、評価の高い順に表示してくれます。
ですから、答えに辿り着く単語を知る必要があります。
ちなみに、慣れている人も最初から答えの記事には辿り着けません。
何回も検索して記事を読んでを繰り返します。
繰り返している内に、単語が精査されていきます。
これを検索語みがきと言います。
知っていると便利な「とは検索」
僕のおすすめは、「とは検索」をすることです。
○○ とは
で検索をかけることですね。
検索結果には、初めて学ぶ人のための記事がたくさん出てきます。
それを読めば、おおよその理解は出来るはずです。
記事は一語一句読む必要はありません。
単語だけ気にしながら、流し読みしてください。
そして、キーワードとなりそうな単語を見つけたら、また「とは検索」をします。
そうやって数珠繋ぎにどんどん調べていくのは、まるで連想ゲームのようですね^^
簡単でしょ?
答えよりも大事なこと
どれくらい読めばいいのか、人によってまちまちです。
僕の場合は、10記事を目安にしています。
それだけ読むと、たくさんの単語を目にしているはずです。
そして、今まで知らなかったことが分かるはずです。
でも、まだ答えにはたどりつけないかも知れません。
それでもいいんです!
答えを見つける過程で、たくさん情報を得ること。
その知識が今後とても役に立ちます!
ですから、調べるときはとにかく情報をインプットしましょう。
覚えるのではなく、シャワーを浴びるように情報をとにかく入れます。
調べてインプットしている時が一番成長している時ですから^^
知らない街を散歩しているように、楽しみながら出来るとなお良しです◎
それでも答えに辿りつけないのですが・・・?
調べて情報を集めても、答えに辿りつけないかも知れません。
いつかは出来るようになるのですが、時間はかかるでしょう。
ですから、調べることは筋トレと同じで、効果は後で出ると思ってください。
そして、調べても答えが出ない場合は、先輩に質問しましょう。
その時に、調べた内容を質問するようにしてください。
「〇〇について調べたこの記事の意味が分からないので、教えていただけますか?」
このように質問された側は、よほど機嫌が悪くない場合は、いつもより優しく対応してくれるはずです。
人に教えたことがある方は分かるかも知れませんが、
質問をする人は事前に調べたのか?
というのはどうしても気になってしまうものです。
いずれ独り立ちして欲しいのに、また頼ってきたのか?
そう勘違いさせてしまうかも知れません。
ですから、質問するときは調べましたアピールをしましょう!
人に聞くのも、Googleに聞くのも、実は一緒
少しずつ調べる筋肉がついて、自分で調べられるようになると、
人に聞くのも、Googleに聞くのも、実は一緒だ!
ということに気付きます。
分からないことを伝えて、その答えをもらう。
これが出来れば相手は人間でも機械でも一緒です。
人間の場合は、相手が考えてくれるという違いがありますが、
そこに甘えるかどうかの違いですね。
ちなみに、質問力を鍛えると、相手から強制的に答えを引き出すことも出来ます笑
これはいつか別の記事で扱おうと思います^^
実際に分からないことを調べてみた
最後に、実際に僕の調べている過程をお見せしようと思います。
少しでも解決までの流れが共有できれば幸いです。
調べる内容ですが、ニュースを見て知らないことをピックアップしました。
調べる内容は、「オオワシ」についてです。
僕は全く知らない状態から調べていきます!
とは検索
それでは、検索を始めていきましょう。
最初は、「オオワシ とは」と検索します。
すると、コトバンクの記事が見つかりました。
日本には冬鳥として渡来するが、北部日本に多く、太平洋側の地域には少ない。
絶滅危惧II類(環境省第4次レッドリスト)
と言った内容が書いてあり、分かることが増えました。
分かったことを整理
一回分かったことを整理しましょう。
元のニュース記事と合わせると、このようになります。
- 鉛中毒
- 鉛弾
- 冬鳥である
- 北部日本に多い
- 絶滅危惧種
- 環境省第4次レッドリスト
- 2030年には鉛中毒をゼロに
- 規制の前倒しが望まれている
- 17日が今シーズンで初
分かったことの中から、気になることを深掘りします。
深掘り検索
次に、例年どれくらい鉛中毒が発生しているのかを調べます。
「オオワシ 鉛中毒 例年」
かなり検索が具体的になりましたね!
すると、猛禽類医学研究所のサイトが一番最初に出てきました。
中を読んでみると、詳しい情報が載っていそうです◎
北海道ではエゾシカ猟が盛んに行われています。
鉛ライフル弾の破片などを猛禽類が肉とともに食べることで、重篤な鉛中毒が引き起こされます。
鉛弾の規制が開始された2000年から2015年春までに、73羽のオオワシと34羽のオジロワシが高濃度の鉛に汚染された生体や死体としてセンターに搬入されています
鉛弾の所持も禁止された2014年度猟期
現存の規制が鉛弾の使用の禁止にとどまり、販売や購入については制限がなされていないこと
北海道の大型獣の狩猟(シカ、クマ)で実績のある銅弾への変換を訴えています
銅弾の価格が鉛弾と比較して高価であること
2013年10月、アメリカのカリフォルニア州で狩猟時に鉛弾の使用を禁止する法案が可決されました
鉛中毒の防止を目的とした鉛弾規制は、今や世界的な流れになりつつあります
かなり知識が深まりました。
分かったことをまとめる
それでは、調べたことをまとめていきましょう。
要点を絞る必要がありますから、具体的な内容には触れません。
国語の要約みたいですね笑
下記のようにまとめてみました。
「オオワシは絶滅危惧種である。鉛中毒によるオオワシの死体が、2022年1月17日に今シーズン初めて発見された。鉛中毒は鹿やクマを猟師が鉛弾で撃ち、その死骸をオオワシが食べることで起きる。2000年に鉛弾が禁止されたのに、未だに被害は抑えられていない。猟師が鉛弾を辞めない理由は、鉛弾が安価で、猟師がその危険性に気づいていないことなどが挙げられる。アメリカでも2013年に鉛弾の使用を禁止するなど、今や鉛中毒の問題は世界的な問題だ。2030年には日本でも禁止され、被害はゼロになると予定されているが、前倒しをして欲しいという声も挙がっている。」
いかがでしょうか?
なんだか、オオワシに詳しい人が話しているようですよね^^
内容をまとめただけですが!
分かってから質問をする
最後に、いい質問が出来るか考えてみます。
鉛弾が高いことに対する対策は他にないのか?という疑問をまとめてみました。
「鉛中毒がなくならない原因として、鉛弾が銅弾などに比べて安いことが挙げられるようです。代わりの素材を見つけるのは難しいと思うのですが、禁止する前に税金をかけて高くしてしまえば、銅弾の方が安くなり被害が収まるかと思うのですが、この考えはいかがでしょうか?」
このような質問にしてみました。
これを聞いた人は、具体的に回答してくれるはずです。
税金はそんなに簡単にかけれないとか、既に施策はあるとかですね。
いずれにせよ、何も調べず質問するよりも有意義な討論は出来そうです!
まぁ、実際はこれ以上の知識がないので、すぐにボロが出そうですが笑
検索エンジンはうまく使ったもん勝ち
検索をうまく出来るようになれば、答えを検索結果から見つけられます。
無料で勉強出来るので、かなりお得な能力です。
慣れが必要ですから、たくさん調べて訓練しましょう!
もしも調べても分からず、また周りに先輩エンジニアがいなくて困っている方は、
MENTAというサービスもあるので良かったら使ってみてください◎
僕は3,000円/月という最低価格でサポートしています。
今後もプログラミングに役立つ記事を作成していきますので、気に入っていただけた方はブックマークをしていただければ幸いです♪
ここまで読んでいただき、ありがとうございました^^